DREAM BOYS 2016 〈1幕〉

 今年も帝劇に来られて本当に有難うございますと各所への感謝の思いでいっぱいです。

当たり前のことではないから。

 

2年目と3年目はストーリーの軸には変化がなかったけど、今年の4年目は結末が変わるということで、無くなったシーン、新しく追加になったシーン、新しく加わった曲があった。

 

去年の振り返りhttp://kmf2.hatenadiary.com/entry/2015/09/28/223807

 

【オープニング】


ユウタ、ケント、トシヤの子供時代のベンチシーンからスタート。夢を叶えて10年後再会しようと約束する3人。

今年のドリボはベンチで始まりベンチで終わる。

3人の子供とすり替わってからのネクドリ。
3人が乗るステージが前にせり出して来て、手を左右にバッと広げてフライングでこちらに飛んでくると今年もドリボを観に来た感が一気に実感に変わる瞬間。
今年のオープニングの白衣装はジャケットの裾がゴールドのオーガンジー風の布になっていて、ふわりとなびく辺りが綺麗。最初見た時はスカート感ないか?(笑)だったけど。笑

ネクドリ最後にステージ前方センターでの玉森くんの振りの手先の使い方がとても綺麗だし胸を張って背筋をすっと伸ばした姿勢も綺麗で、あの白いキラキラ正装衣装はさすがと言っていいほど似合っていて最高にかっこいい。帝劇だからこそ着れる衣装!毎年デザインを変えていて衣装さんが装飾とか手縫いしてるんだろうなって思いながら眺めてる。

 


【ボクシング会場の控え室】


ユウタがボクシングの試合を棄権すると言い出すシーン。
今年はケントのジムの面々のLove-tuneくんたちのチンピラ感ツヨイ。スノの時は強面であまりごちゃごちゃ言わないイカつさ威圧感があったけど、やはり同じ立ち位置でも演じる人たちで雰囲気が変わるのも舞台の面白いところだなぁって。

試合を当日棄権すると言いだしたユウタに対してのケントの怒りの表し方は、ユウタに掴みかかる表現になっていて、トシヤもユウタのこと信じなくなるし、はじめからユウタへの風当たりはキツめ。

 


【映画撮影シーン】

 

今年のドリボの裏のキーパーソンでまさしく俳優枠で公演を重ねるごとにどんどん嫌なやつを熱演、好演する真田くん!舌打ちムカつく!あくびしながらダルそうに台詞言うのムカつく!鼻ほじするのムカつく!あんな奴まじ嫌すぎるw凄い。なんか舞台上が真田くんの独壇場みたいになってたシーンいくつかあった。よっ!舞台俳優!(めちゃくちゃ褒めてる)

 


【桟橋シーン】


星の光る夜

このシーンは変わらないし、ドリボが続く限り変わる事はないだろうし、象徴的なシーン。

 

 

【ケントのジム】

 

自信に満ちたニヤリ顔や挑発的な舌出しだったり、それにあの千賀くんのダンスは本当にケント像にマッチしてるよね。

映画の撮影再開をお願いし土下座するユウタに向けて、鼻で笑う雰囲気で「ボクシングの試合やろうぜ!」と言うケント。

 


【ビューティフルデイズ】


壁に立つフライングなくなってた…。今年のドリボが始まる前の雑誌記事で玉森くんが「宮田は一回も失敗したことないから凄い」みたいにあのシーンの宮っちのこと褒めていたのに、ブランコフライングになってたの予想外だった。

アドリブは、お賽銭の回がずば抜けて面白かったww


アドリブシーンでは、もっと萩谷くんに活躍してもらいたかった…。(萩谷くんはアドリブ台本の神様。去年のデスノートまじやばかった。萩谷くんアドリブ神 /私調べ)

 


【公園のベンチ】


今回は毎回アドリブがある訳ではなかったけど、やっぱりドリボのオアシス的なシーン。(玉森くんのくしゃ顔をどうにかして見たいヲタクたちが全期待を宮っちに注ぐシーン)

ユウタとトシヤが話をしているところに合流するカイト。


そして、カイトに邪険に扱われるお兄ちゃんユウタ、かなしい。
カイトに「ケントに勝てる訳ないよ!」と言われるユウタは、「そうだな。」って少しだけ笑いながら穏やかに返事する場面が、私の中では結構印象的で。


カイトの心臓の手術の費用の為にケントと試合をするのに、そんなこととはつゆ知らずそのカイトに冷たく当たられているのに、そうやって穏やかに返すお兄ちゃんユウタの弟愛が凄すぎるし、器でかいし、ひとりで全てを背負う強さを感じる。

 

「ロードワーク付き合ってよ」で、トシヤ相手にアドリブの腕を上げていったカイトは面白かった。笑
あのふわふわ海人くんに口車に乗せられてる宮田くんの構図はウケるw

 


【ボクシングの試合シーン】


過去最高に身体が仕上がってる…!腹筋も背筋も肩も二の腕も!!
仰向けで倒れこむ時のユウタのあご超美しいよ…!!

 


【仮面の世界】

 

まず衣装がシルバーに変更になった。だいたい構成は今までと一緒。玉森くん、変面もどきのあれはもう苦手なのよね…。去年までは傘出現だったところは、今年は変更されて扇子出現。この出現ものはいつも玉森くん上手に出来ている。

 

とにかく仮面の世界で、目が変わるユウタがとってもかっこいい。毎回、視線の位置決めてその一点に目線を定めて踊る姿が大好き。

 

途中、ケントが現れて「お前がそんな卑怯な奴だとは思わなかった」、ユウタ「お前も俺のことを疑ってるのか?」と言うんだけど、仮面の世界はユウタの悪夢だから、現実ではなくてあくまでも空想(夢)であって、実際はケントは最初から最後までユウタのことを疑ってなんかいないんだよね。ここちょっと分かりにくい表現だとは思う。

 

今年はトシヤがユウタを信じなくなってユウタを突き放して怒鳴るシーンもいくつかあったのもあり、それとは対照的にケントは最後までユウタのことを信じているし、自他共に対してストイックで強いチャンプ像に合わせて心の中に”優しさ”の強さも持ちあわせて出来た人間度がぐんと上がっていた。

 


【ゴムフライング】

 

今年の新技。これも公演を重ねるごとに飛び出す高さが明らかに高くなっていったし、特に後半公演では身体が反るくらいまでの勢いがあって凄かった!両手首だけに全身を預けてあの高さで飛ぶのって想像してみると凄い怖いと思う。


あと、技の成功だけがこのシーンの成功じゃないんだなって感じた。たとえ技が乱れたり少し遅れたりしたとしても、荒々しさと勢いと気合いと思い切りが見えた時が一番かっこよかった!!


前半公演では踏み込む時に躊躇いがあったりで、運動してる時の普段の玉森くんが出てるなぁって思ったけど、後半公演ではちゃんとユウタだった…!

 

必死に歯を食いしばって頑張る玉森くんの姿は、何度見てもぐっとくる。

 


【CRAZY MY DREAM】

 

この曲を観る為にドリボを観に来ているとも言えるシーンのひとつ。
曲はじまりで、台の上に立ってひとりで歌ってる時の玉森くんに当たってるライトが白くゆらゆら揺らいでいたり、青い照明だったりで、海の中みたいな美しさがあって、そこで手を広げて上を仰ぐ玉森くんが本当に綺麗で。
クレドリの振りは何度観ても見飽きない魅力があって大好き。玉森くんの手先指先の扱い方の綺麗さが最大限に観られる。

 


【一幕ラスト】


今年は刺されるのは安井くん。
刺された時の演技が「痛っっった!!!!」なのがなんだか今の若者っぽいリアクションやな。

 

カイトが心臓発作を起こして倒れ込み、カイトに駆け寄ろうとするユウタに向かってトシヤが「もうお前はカイトの兄貴じゃねぇよ!」って怒鳴ってユウタをカイトから遠ざけるの。

 

それでも全部引き受けてやろうじゃないか!のユウタ

 

赤い幕とともに飛び降りて、2幕へ続く